木村家の人びと (1988)

財テクに明け暮れるある家族の生活を描く。脚本は一色伸幸が執筆。監督は滝田洋二郎、撮影は志賀葉一がそれぞれ担当。

監督:滝田洋二郎
出演:鹿賀丈史、桃井かおり、岩崎ひろみ、伊嵜充則、柄本明、木内みどり

木村家の人びと (1988)のストーリー

木村家の家族は財テクというより、小銭集めに忙しい毎日を送っていた。仕出し弁当づくり、老人を使っての新聞配達、妻・典子(桃井かおり)の色っぽいモーニングコール・サービスなど。夫の肇(鹿賀丈史)はサラリーマンでありながら、こういった副業に異常な執念を燃やしていた。照美と太郎もまたちゃっかりしていて、伯父さんから肩たたきを頼まれると必ず後から請求書を出すのだった。しかし、太郎だけはこのような金儲けに後ろめたさを感じており、伯父からもらった聖書を読むうちその思いを強くしていった。典子の実兄・雨宮夫妻は太郎を引き取ろうとするが、肇に追い返された。しかし、木村夫妻も子供は可愛い。思い切って小銭稼ぎをやめることにした。それでも隣の高倉家が自分たちに代わって商売を始めたとなると、木村家も黙ってはいられなくなった。老人会も巻き込んで木村家と高倉家の激しい商売合戦が始まった。一時金儲けをやめていたので、客をすっかり高倉家に取られていたが、太郎の吹くハーモニカでまた木村家に客が戻ってきた。

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